文化

フィリピン人の大切な価値観「4F」とは?彼らが家族を大切にする理由

フィリピンは、スペインやアメリカの統治を受けて、固有の文化を形成してきました。

フィリピン人の4Fを知れば、フィリピン人の思考や価値観が理解しやすくなります。

4Fを知り、彼ら、彼女らとのコミュニケーションに役立ててください。

 

フィリピン人の4F

フィリピン人が大切にしている4つの「F」です。

  • ①家族(Family)
  • ②信仰(Faith)
  • ③メンツ(Face)
  • ④お祭り(Fiesta)

 

①家族(Family)

 

フィリピン人にとって、家族は最も大切な存在です。

夫婦はロマンチックな感情で結ばれています。

法律では離婚できないようになっているほどです。

 

フィリピンは大家族主義

フィリピンでは1つの家庭で平均3人の子どもがいます。

子どもが結婚しても、元の家族との絆を大切にします。

仕事よりも家庭が優先です。

 

年長者を敬います

フィリピンには、目上の人と会った時に行う「マノ・ポ」という挨拶があります。

このような挨拶が根付くほど、年長者を敬う文化は深いです。

 

マノ・ポの形です

 

出稼ぎが多い

ご存知の通り、フィリピンは出稼ぎ労働者が多いです。

家族へ向けたフィリピンへの送金総額はGDPの10%とも言われます。

家族を養う気持ちが強い人は、どんどん海外に出て行きます。

 

②信仰(Faith)

 

フィリピンでは、カトリックが人口の80%を占めています。

毎週日曜日に、教会ミサに出席するのが慣例です。

教会では、主の祈り、賛美歌、地域奉仕の活動が行われます。

 

カトリックの行事に合わせて行動する

クリスマスは、フィリピン人にとって重要な行事です。

家族とともに、イエス・キリストの生誕を祝います。

当然のごとく町は帰省ラッシュです。

春の聖週間も同様です。

実家の祖先のお墓の前で一夜を明かします。

 

ミサは華やかです

近代のミサは華やかです。

大きなスクリーンで映像を映したり、バンド演奏があったりします。

キリスト教に、このような土俗的な慣習が混じり合い、生活に深く根付いています。

 

クリスマスイベントで華やかなミサ

 

イスラムの祝日も国民の祝日です

ミンダナオにはイスラム教徒が多いです。

民族融合を深めるため、最近ではイスラムの祝日も国民の祝日になっています

 

③メンツ(Face)

 

どこの国の人もそうですが、フィリピンの人もメンツを気にします。

例えば、フィリピン人は集団の中で自尊心を傷つけれれることを嫌います

人前で叱責されるのはもってのほかです。

共同生活の中で、自分の立場を失ってしまうことになります。

会社内で部下を叱る際も、みんなの前で、大声で罵倒するようなことは避けましょう。

 

④お祭り(Fiesta)

 

フィリピン人は、アジア人でありながらもラテン系です。

性格はとても明るく、楽観的です。

たとえ人生に苦しみが多かったとしても、なるべく楽しみを見つけて過ごそうとしています

その楽しみの典型がお祭りです。

 

お祭りはたくさんある

フィリピンの各地で、数多くのお祭りが催されています。

祭りではご馳走がふんだんに用意されています。

老若男女を問わず、地域の全員が参加します

 

まとめ

フィリピン人は4つのFを大切にしているという話でした

価値観を理解し、リスペクトすることで、良い関係が築けることは間違いありません。

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